「鳩ケ谷で何か美味しい店を挙げてみろ」と言われると、私は迷わず「アニック」と答えます。
様々な雑誌でも勝手に取り上げられる名店でもありますが、
私達からしてみれば裏通りの夫婦で仲良くやっている小さなケーキ屋さんです。
しかし店主は南フランスで修行した確かな腕をもっています。
ご主人はただひたすら自分で作れる分だけのケーキ、その日に売り切れるだけのケーキを作ります。
奥さんは優しい接客でケーキを売る。
このお店の看板が、素朴なショートケーキ「フレージェ」です。

「フレージェ」とはフランス語で「苺の木」。

このビルのデザインを考えたとき、
生意気にも「鳩ケ谷でどこにも無いような高級マンションを造るのだから、
自分の感性にあった人が住んでくれればいい」と
特注でサーモンピンクタイルを作り、ビル全体に張りました。
意外にもこの色が評判よく、後に私のビルのイメージカラーとして定着し、
次々とビルをこの色にし、今では街並みになりつつあります。

そしてこのビルの屋根を緑色にしたとき若い実がなる苺の木に見えました。

大好きなフレージェを買いに行きながらアニックのご夫婦に「フレージェって名前もください」とお願いしました。

店を出る手には美味しい苺のケーキ「フレージェ」と、ビルの名前「フレージェ」が・・・
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